① ターメリック(ウコン)
学名: Curcuma longa
科: ショウガ科
② 特徴・基本情報
ターメリックはショウガ科の多年生植物で、乾燥した根茎がオレンジ色をしています。その色と香りが特徴的で、南アジアを中心に広く利用されています。香りはオレンジとジンジャーが混ざったような刺激的でフレッシュな香りです。
③ 歴史と背景
ターメリックは古代からインドや南アジアで料理や薬用に使われてきたスパイスです。特にサフランの代用品としても重宝され、色鮮やかな黄色を加えるため、ヨーロッパでも利用されるようになりました。マルコ・ポーロがその香りや色合いを紹介し、広まりました。
④ 形状・見た目
ターメリックは乾燥した状態で取り扱われることが多く、外皮は黄土色で、内部は鮮やかなオレンジ色をしています。乾燥したものは粉末として利用され、その鮮やかな色と香りが特徴です。
⑤ 香りと味
- 味: ピリッとした苦味と風味が強い
- 香り: オレンジとジンジャーの混ざった、刺激的でフレッシュな香り
⑥ 料理での使い方
ターメリックはカレーパウダーに欠かせないスパイスで、南アジア料理を中心に多く使われます。特にカレー、ターメリックライス、スープに使用され、鮮やかな黄色を料理に加える役割があります。また、ベジタリアン料理やドレッシング、マスタードなどにも利用されています。
⑦ 薬用としての活用
ターメリックにはクルクミンという成分が含まれ、抗炎症作用があり、強壮剤や肝臓の治療、皮膚の疾患にも使われてきました。現在では健康食品としても利用されています。
⑧ 現在の状況・生産国
インドを中心に、インドネシア、バングラデシュ、南アメリカなどで栽培されています。多くは乾燥させて粉末にし、スパイスとして利用されます。
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