スターアニスの魅力と使い方
スターアニスは、中華料理に欠かせない香辛料のひとつで、主に中国南部やベトナムが原産です。このスパイスは、モクレン科の常緑低木の果実で、熟すと八角形の美しい星の形になります。そのユニークな形と、アニスに似た香りが特徴です。日本では「八角」という名前の方が馴染みがあるかもしれませんが、スターアニスとしても広く知られています。
もともとスターアニスは、中国やベトナム以外ではあまり使われていませんでしたが、17世紀の西洋ではフルーツシロップやジャムに使われていたという記録もあります。最近では、西洋のシェフたちの間で再び注目され、魚のシチューなどにも使われるようになっています。
スターアニスの種類と使い方
- ホール: 乾燥したスターアニスは堅く、赤茶色をしており、光沢のあるもろい茶色の種が入っています。ホールのまま使う場合は、料理に丸ごと入れることができます。
- 種: 実の中にある種の香りはやや弱いですが、これも料理に活用できます。
- 粉末: 実全体を乳鉢でするかミキサーで砕くと、粉末状にできます。粉末は、スパイスが細かく馴染むため、より均一な香りを料理に加えることができます。
- 砕いたもの: ホールのものを砕いたものも利用されます。砕くことで香りが広がり、料理に濃厚な風味を加えることができます。
使い道
スターアニスは、特に中華料理で広く使われ、五香粉の材料としても有名です。五香粉は、スターアニス、カシア(またはシナモン)、山椒、クローブ、フェンネルの種を混ぜ合わせた中華のミックススパイスですが、特にスターアニスの香りが際立っています。
- 中国料理: 鳥肉や豚肉料理に使われ、またローストチキンにもぴったりです。
- ベトナム料理: ベトナムでは「ポー」と呼ばれる牛肉スープに使われ、深い味わいを加えます。
- その他の料理: 炒めた魚やホタテ貝、コンソメスープにもよく合います。また、長ネギやカボチャとの相性も良いので、いろいろな料理に使ってみてください。
植物と収穫
スターアニスは、8mほどに成長する木で、小さな黄色い花を咲かせます。樹齢6年を超えると、花の後に実がつき、その後100年近く実を収穫することができます。熟すと、八角形の星のように開き、8つの角に種が詰まっています。
実は、完熟する前に摘み取って乾かし、その後利用されます。
香りと味
スターアニスの香りは、アニスやフェンネルに似ており、カンゾウのような辛みと独特の甘みを持っています。この香りの素となる成分「アネトール」は、アニスからも得られ、リキュールやチューインガム、お菓子の香りづけにも使用されます。
薬用とその他の利用
スターアニスは、東洋ではせん痛やリューマチなどの薬に使われるほか、咳止めの薬にも利用されています。ホールのまま噛むと口臭を消す効果もあります。また、精油は石鹸や香水に使われることもあります。
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