ムスリマの方々が身に着ける「ヒジャブ」
私のお店には多くのムスリマ(イスラム教徒の女性)のお客様がいらっしゃいます。その皆様が身に着けているのが「ヒジャブ」です。
ヒジャブ(ḥijāb)はアラビア語で「覆う」「遮蔽する」「保護する」といった意味を持ちます。主に 頭を覆うスカーフタイプ と、ポンチョのように頭から体を覆うタイプ の2種類があります。ヒジャブの着用は、イスラーム法(シャリーア)に基づく服装の一環とされており、クルアーン(イスラム教の聖典)やハディース(預言者ムハンマドの言行録)にも服装に関する言及があります。
例えば、クルアーンには
「彼女らの装飾は外に現れたもの以外、表に表してはならない」
とあり、ハディースでは
「成人に達した女性は、ここを除きどの部分も見られてはならない」
と言って、預言者ムハンマドが顔と手を示したとされています。
日本にもヒジャブ職人がいる!
実は、日本でもヒジャブを作る職人さんがいます。日本らしさを取り入れたデザインもあり、桜をモチーフにしたものや、富士山をあしらったものなど、日本の美しさを表現したヒジャブもあります。
ムスリムの方々は、国や文化によって違いはあるものの、一般的に派手な化粧や髪の装飾を控えることが多いです。しかし、最近では限られた範囲でのおしゃれを楽しむスタイルも見られるようになっています。ファッションの選択肢が広がることで、ヒジャブのデザインにも新たな可能性が生まれています。
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