今回は、ハラルでよく見かける「緑」についてお話しします。厳密に言うと、深緑に近い色です。当店でも、店内外の看板やスタッフの作業着に取り入れています。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、この色はサウジアラビアの国旗に由来しています。緑はイスラム教のシンボルカラーとされており、イスラム教の開祖ムハンマドが緑色のターバンを身に着けていたことに由来すると言われています。そのため、イスラム教では緑は神聖な色とされています。
ちなみに、サウジアラビアの国旗に書かれている文字は「アラーの他に神はなし。ムハンマドはアッラーの使徒である」という意味で、下には勝利を象徴する刀が描かれています。文字は装飾的なアラビア文字でデザインされていますが、私には読むことができません。
ムスリムになるための条件の一つとして、アラビア語でお祈りをする必要があるため、コーランをアラビア語で読めるように学ぶことが求められます。かなりハードルが高いですよね。
日本のモスクは比較的日本人の受け入れに寛容なところが多く、訪れることで異文化に触れる良い機会にもなります。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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